このジメジメと人の心と体を侵食する夏が、また日本にやってきた。
あぁ、腹は減った…肉を食べたい…でも夏バテしてるのか体がだるい…。
仕事帰りの電車の中で、惰性で開いたスマホ画面でSNSを流し見していると、
すき家の新メニューとして発売された「めかぶオクラ牛丼」の記事が流れてきた。
すばらしい!
腹は減ってるけどコッテリ系は内臓が耐えられるか不安、という状況にピッタリの牛丼だ。
しかも、ねばねば系はもともと大好きだし、食感よくスルスル食べられそう…。
ということで、めかぶオクラ牛丼を食すことが「やりたいことリスト」入りした。
すき家のめかぶオクラ牛丼とは
昆布やカツオなどの旨みが凝縮された旨だし醤油を合わせた三陸産めかぶとオクラをトッピングした、さっぱりとした味わいの牛丼です。

この「めかぶオクラ牛丼」はどうも夏の初めになると現れるメニューらしい。
恥ずかしながら今年存在を初めて知ったのでざーっとGoogle検索してみると、2024年ごろに食べてみたというブログ記事が投稿されている。
さらに前の時期でも「オクラ牛丼」なるメニューに言及された記事も見受けられるので、ネバネバ×牛丼はずっと前から既出らしい。
めかぶとオクラの組み合わせ自体はよくあるが、この異質さはそれらが牛丼に乗っているということじゃなかろうか。
最近ではナポリタン風の味付けをしたペンネを牛丼に乗せた「ナポ牛丼」を出していたすき家にとっては、そんなことは造作もないことなのだろう…。
また、自分が見た広告では「夏に備える、栄養です」のキャッチコピーが添えられていた。
生成AIに聞いてみると、めかぶとオクラには、マグネシウムや葉酸、食物繊維など、夏バテ予防に役立つ栄養素が豊富に含まれているらしい。
「あぁ~そうだよね、日本の夏ってこうだよね」と無理やり体にわからせてくる湿気が漂い始めた時期に、こうした滋味あふれる牛丼を提供してくれる。このすき家のやさしさ、受け取らぬわけにはいくまい。
いざ「めかぶオクラ牛丼」を食べる
実は「生姜」と「山かけ」がトッピングされたバージョンもあって大変そそられたのが、初志貫徹して「オクラめかぶ牛丼」をモバイルオーダー注文。

思ったよりオクラが乗っていて大変うれしい。牛丼が今まで見たことないぐらい青々としていて、なんだかとっても涼やか。夏の新緑というかんじだ。三陸産のめかぶもかなりキレイな緑色をしている。
とりあえず、この段階で一口食べてみる。うん、うまい。
オクラとめかぶに合わせられた「だし醤油」が何ともいい感じ。さっぱりしているけど、実は牛丼の具にも負けない味付け。牛丼のだしの味ともいい具合にマッチしている気がする。
ねばとろ食感が牛丼との絡みをよりスムーズにしていて、食感としても食べやすい。
ここで、付いてきたおかかを牛丼にかけてみる。

ふぁさっ!
新緑がけっこう埋め尽くされてしまったが、おかかの量が思ったより多くてうれしいので無問題。
おかかで「だし」感がだいぶ強まり、全体のまとまりがより良くなった印象。いいまとめ役。
こうなると一気にガーっと混ぜてかっこむ。幸せだ…。

生姜トッピングのバージョンがあったな…と思い、食べてる最中に冷蔵庫にあったチューブ生姜をかけるとこれまた旨い。牛丼がこんなに涼やかになったことがこれまであるだろうか? いや、無い。
チューブ生姜でこんなにうまいなら、すき家既存の「生姜めかぶオクラ牛丼」もめちゃくちゃうまそうだ…。

さいごに
自分はあまり牛丼を食べてこなかった人間なので、牛丼にこんなさっぱりねばねば路線があると知って結構驚いたし、今後も牛丼メニューの新商品を追うきっかけになりそうなメニューだった。
うーん、次は生姜トッピング版をぜひとも頂きたい。時期的にもうそろそろ終わりそうなので来年チャレンジになると思うが、来年、初夏にやられた体をこれで癒したい。
思いもがけず牛丼への新世界が開けそう…?
最後までご覧いただき、ありがとうございました。